フィクションの機能その一
豆撒きの節分であるがためにこれはこうなる、とか
漫画爆音列島、その〇〇頁にはこう書いてある、「ヒロシ、ニコ動では『友蔵の父』やゆわれてるぞ」
「ねぇ、餡こセンセイ。」
「なんや。」
「『落花生』って、なんであんな漢字で書くんやろか。」
「あん?あんな漢字って、どんな漢字や?」
「せやからやな、『落ちる』、に、『花』、に、『生きる』って漢字やんかぁ。」
「あぁ、それな。なんでそれ、ワシにわかるおもたんや?」
「えぇ?そりゃ、センセイは物知りやからなぁ。」
「まぁ、世界の理解の仕方は様々なんやな。先生方は、大学でそれぞれ専門の分野を学んできたわけやが、みんな先生としてこの学園にも勤務しておるな。」
「せやなぁ。センセイは、何の専門やったっけ?」
「倫理や。」
「倫理?シュタインズゲートの岡部倫太郎なんか、センセイは。」
「なわけないがな。私はオンナだぞ。倫の一字からそうなるんか。『忍の一字』思い出してもうたがな。」
「あぁ、忍魂な。センセイ、打ってたんやな。」
「勿論、ウチの倉庫でやで?ワシのような、どう見ても小学生、コナン君のような見た目のモンがホールに入れるわけないからな。」
「せやな。てかセンセイ、忍魂がホールで稼働してた頃、まだ生まれてすらいないやんか。ホンマ、おっかしいわぁセンセイったら。」
「あぁ、せやったせやった。てか、○○○さん、シュタインズ・ゲートはええとして、パチスロにも興味有るんか。結構知ってるようやな。」
「ウチの場合は偶々やで。偶々やな、お友達とゲームセンターに遊びに行ったときに、置いてあったんや。それで、やってみたらやな、いきなり『月光ノ刻』に入ってやな、さらにはすぐに『忍ノ一字』フリーズを引いてもうたんやな。それで興味が湧いてやな、色々、いまユーチューブみたいなもんでな、実機の動画もあるからやな、見たりしたわけなんや。」
「せやったか。せっちゃんのこと思い出してもおたがな。」
「なにゆうてんの、ホンマわかってないなぁ、MCゆきーはほかではないで、本物志向で頑張ってんで、歌にダンスにラップ、バラエティー、おまけにルックスめっちゃいい~。アホか、」
「やりおるわ、どうしてそんななってしもたんやか。そこにおるやないか。」
「倫理の話やったな。それでどうなるんや、センセイ、続きは。」
「そやな。せやから、ワシは倫理担当やからやな、落花生の漢字の成り立ちの理由については、ワシには説明できひんわ。国語の〇〇〇〇先生か、書道の〇〇先生、生物の〇〇先生やったら、あるいはご存じかもしれへんな。」
「そういうもんなんやな。ウチにはまだ、よく理解できひんわぁ。」
「人間、独りでは生きておらんからなぁ。そもそも、独りで生きていく、なんて不可能なことなんや。」
「あぁw、ダンバインやなぁ。センセイ、パチンコも好きなんか?」
「まぁ、結局やってることは同じやからな。己が、ただ、在ることと向き合う、座禅みたいなもんなんや。」
「そうなんやな。ウチもはよホールに行ってみたいわぁ。センセイ、ウチがその年齢になったら、連れてっておくれやぁ。約束やで。」
「その時になって、まだ憶えていたらな。」
「ほなな、センセイ。」
「じゃっ。」
帰った。
カエルがために鐘は鳴る
つってネ。
って何?